生徒一人一人に、徹底的に指導を行ってくれるイメージのある個別指導ですが、その指導法にも様々なものがあります。まずは、生徒一人に対して講師が一人のマンツーマン型です。これは他に授業を受ける生徒がいないため、質問や疑問点などを講師にすぐに聞くことができる利点があり、大勢の中では発言ができない大人しい生徒に向いている指導法と言えます。また、講師側も一人の生徒に集中できるので、生徒の学習能力や成果、苦手な部分などを把握しやすく、生徒側も自分のペースで授業を受けることができます。さらに、家庭教師とは違って塾に通うことは学ぶ姿勢を保つことにも繋がり、各教科毎に講師も変わるため、生徒側にも良い緊張感が生まれます。
他にも、個別指導には講師一人に対して生徒が二人という形の少人数制の指導法があります。こちらでは講師が生徒一人に集中できる確率は下がりますが、大人数での授業よりも生徒に目が届く範囲は広く、生徒側も一人ではないので競争心や仲間意識などが生まれ、学習意欲も湧いてきます。また、講師が何人かの生徒を一緒に指導していく上で、生徒が個人で質問などを行った時に講師が対応する、巡回型という指導法もあります。マンツーマンや少人数で見られる丁寧な指導を受ける時間は少ないですが、生徒側の質問にはきちんと答えてくれるので、大人数での授業が良い生徒に向いている指導法と言えるでしょう。ちなみに、少人数制や巡回型はマンツーマン型よりも費用は安いです。